安価なシングルボードコンピュータとして世界中で人気となっているRaspberry Piの高速版「Banana Pi」というものが発売されているそうです(ZDNet、Hacker News)。
といっても正式なRaspberry Piの後継機種ではなく、中国の教育団体Lemaker.orgが開発した、Raspberry Piと互換性を持つシングルボードコンピュータといった位置づけの様子。海外通販サイトAliexpressから購入する場合、日本では送料込み68.07ドルで購入することができるようです。
高速化
スペックは1Ghz ARM7 Dual-Core CPU、ARM Mali400MP2 GPU、Gigabits Ethernet、1G DDR3 Memory with SATA Supportなど。Raspberry Piと比較するとかなりパワーアップしています。
Raspberry Piと機械的、電気的に互換性を持つように開発されているため、豊富に存在するRaspberry Pi用のアドオンモジュールが使用可能。Android 4.4、Ubuntu、Debianなどが動作するようです。
Raspberry Piユーザーは、それほど高速性を追い求めている人はいないかもしれませんが、既存の周辺機器が流用できそうなのは魅力的かもしれません。Banana Piで検索すると驚くべきことにすでに購入済みの方がいました。
「コネクタ類の位置が一致している訳ではないのでケース等の流用はできません」という注意書きがあり、完全に互換なわけではないようです。