ターミナルを使っているときにその場で計算を実行したい場合があると思います。「calc」はそのような時に便利な、Go言語で書かれたシンプルなコマンドライン計算機です。
「+, -, *, /, ^, %」といった基本的な演算子のほか、「sin, cos, tan, cot, sec, csc, asin, acos, atan, acot, asec, acsc, sqrt, log, lg, ln, abs」という関数、さらには「e, pi, π」のような定数までもをサポートしています。
履歴機能も完備してるため、以前入力した計算式を再利用したい場合にも便利です。
以下使用方法をご紹介。
calcの使用方法
Goで作られたソフトウェアなので、「go get」でインストールすることができます。go言語はMacの場合HomebrewやMacPorts、その他の方法であらかじめインストールしておいてください。
go get github.com/alfredxing/calc
「go get」は環境変数GOPATHで指定したディレクトリ以下にファイルをダウンロードするコマンドです。すなわち、上記コマンドを実行すると$GOPATH/binにcalcがコマンドダウンロードされることになります。
GOPATHに関する情報は「GOPATH は適当に決めて問題ない」や、「これからGoを始める人のためのTips集」などが参考になります。
go getを実行した後、$GOPATH/bin/calcを実行するとインタラクティブ環境が起動して、計算機能が実行できます。
bash$ calc 1+1 2 bash$
▲またコマンドの引数として計算式渡して計算を実行することも可能です。
まとめ
calcは、シンプルな計算機として実用的です。また、簡単そうに見えて結構やっかいな計算式の解析を、どのように実装しているのか、開発者にとって参考になる部分がありそうです。Hacker Newsではコマンドラインを使った計算機がたくさんリストアップされているのでこちらもどうぞ。