Appleは2015年、12インチのMacBookとRetina MacBook Proで、ディスプレイの反射防止コーティングが剥がれる場合がある問題に対し、修理プログラムを発表しました。
プログラムはすでに1度延長されていますが、今回MacRumorsが入手した内部情報より、2021年になっても、修理資格のあるMacBookの無償修理が実施されていることがわかりました。
この社内メモによると、Appleは、Apple正規サービスプロバイダに対して、米国内ではまだ顧客が無料でMacBookのディスプレイ修理を受けられる可能性があることを通知している模様。ただし、2021年1月4日に修理プログラムのポリシーを更新し、コーティングに問題のある12インチMacBookあるいはMacBook Proの修理を行う場合、Appleに配送して修理を受けることが必要になった模様です。
Appleがなぜ、反射防止コーティングの修理で配送を義務づけるようになったのか詳細は不明ですが、ディスプレイ部品の在庫の不足や、パンデミックの影響が原因ではないかとみこまれています。配送によって修理時間はこれまでよりも多くかかるようになり、Webで報告された情報によると修理完了までに一週間ほど時間がかかっている模様です。
なお、反射防止コーティングの修理プログラムはWebで公開されたことはなく、内部的に処理されているため、このポリシーが米国以外で適用されるかどうかは不明な状況です。