Appleの公式アプリ「Swift Playgrounds」は、iPadを使ってSwiftを学ぶことができる人気アプリですが、これのPython版ともいえる「tinkerstellar」が開発者Alex Staravoitau氏によって作成されています。
TinkerstellarはSwift Playgroundに触発されたアプリで、Python言語の基礎から、機械学習、データ分析、その他の計算科学の分野を学ぶためのレッスンが特徴となっています。各レッスンの内容をテキストとして学習できるだけでなく、インタラクティブなコードサンプルが付属していて、いつでも内容を変更しながら確認することができます。サンプルコードの実行結果はコードのすぐ下に表示されるので、コードが何をするのか、ユーザーは正確に理解することができます。
例えば「Python Syntax and Semantics」というレッスンには、以下のようなコードが含まれています。
▲初期状態は「midpoint = 5」となっており、5より小さい数と5以上の数を確認できます。
▲例えばmidpointを自由に変更して実行結果がどうかわるか確認できます。「midpoint = 1」にすると、1より小さい数と、1以上の数を確認できます。
Tinkerstellarはネットワーク接続不要で、すべてローカルで実行されます。App Storeから無料でダウンロードでき、iPadOS 14以降を搭載したiPadの全モデルに対応しています。