Appleの大人気ワイヤレスヘッドフォン「AirPods Pro」。ワイヤレスヘッドフォンとしての使い勝手の良さだけでなく、アクティブノイズキャンセリングの性能の高さにも注目が集まっています。
The Vergeは、「AirPods are earplugs now」と題した記事を公開し、 ノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホンは、音楽やポッドキャストを聴くのに最適なだけでなく、周囲の騒音レベルを下げるのにも適していると主張しています。
記事を書いた編集者のDan Seifert氏は、ノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドフォンが出てきた当時とは異なり、今では、AirPods Proをはじめとしたヘッドフォンを装着しても何も聞かないことがほとんどとなったと説明しています。
カフェで周辺の音楽やおしゃべりがうるさいとき、あるいはホームオフィスで空気清浄機や扇風機の音をカットしたいときに装着し、自宅でお気に入りの椅子に座って本を読んでいるときも、隣の部屋の子供たちの騒ぎに気を取られないようにするために使っているとのことです。この時、音楽やポッドキャストを再生しているわけではなく、ノイズキャンセリング機能を有効にしたAirPods Proを装着しているだけだと説明しています。
現代の生活、とくに都市部の環境は騒々しく、音によって気が散りやすい人たちは、リラックスしたり集中したりすることが難しくなっているとし、これらの騒音公害に対抗するためにノイズキャンセリングヘッドフォンが有効だと指摘しています。
ノイズキャンセリングによって騒音が完全に消えることはないもののの、気にならないレベルに減らすことができ、また周囲の音を聞きたいときには簡単に取り外すことができるのも利点だとしています。
AirPods Pro 2は初代AirPods Proより最大50%ノイズキャンセリング性能が向上しいるとされており、個人的にもその実力を体感することができました。他人の出す騒音問題は解決することが難しく、騒音公害から身を守るデジタルデバイスとしてノイズキャンセリングヘッドフォンがさらに注目される事になるかもしれません。