Appleが発売したヘッドセット型コンピューター「Apple Vision Pro」が話題を集めているなか、返品を行う購入者が増えていることがわかりました(The Verge)。
Appleは購入から14日以内であればどんな製品でも返品することを認めており、Vision Proの第一陣の購入者の返品期限が迫っているからです。
返品の理由として最も多く挙げられているのは快適さで、ヘッドセットによって頭痛が起きたり、乗り物酔いを誘発したりするという意見が多いそうです。デバイスの重さ、特に前部が重いことから、眼が充血したとコメントしているユーザーもいるそうです。
Can’t wait to return the Vision Pro, probably the most mind blowing piece of tech I’ve ever tried.
Can’t deal with these headaches after 10 minutes of use though.
— Rjey (@RjeyTech) February 14, 2024
不満はハードウェアだけではなく、Vision Proが3,500ドルという価格に比べて十分な生産性を提供していないという意見も寄せられています。あるユーザーは、Figmaの画面を見ているとめまいがするとし、別のユーザーは、コーディング体験に納得できなかったとコメントしています。
GoogleのCarter Gibson氏はThreadsで、ウィンドウの間でマルチタスクをこなすのは難しく、「いくつかのファイルタイプはVision Proでサポートされていない。また、VPでスライドを作成することが、マウスとキーボードを使って行うよりもエネルギーが少なくて済むとは思えない」と疑問を呈しています。
ただし、返品したユーザーの中には、第2世代のVision Proを試してみたいとも述べているユーザーもいるようです。実際の返品率や、Apple社内のVision Proに対する期待値については全く不明な状態とのことです。