ドイツに本拠を置くセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTが、Windowsホームユーザー向けセキュリティ製品を比較した2022年1月〜2月期の調査結果を発表しました(Neowin)。
同社が実施するテストは、セキュリティソフトをシステムの保護、パフォーマンス、ユーザビリティの3つの観点で評価するもので、それぞれ6ポイント、合計で18ポイントが最高得点となります。テストは製品の最新の公開バージョンを用いて行われ、現実的なテストシナリオに重点を置き、実際の脅威に対して評価が行われています。
AV-TESTはテストに関し、次のように説明しています。
During January and February 2022 we continuously evaluated 18 home user security products using their default settings. We always used the most current publicly-available version of all products for the testing. They were allowed to update themselves at any time and query their in-the-cloud services. We focused on realistic test scenarios and challenged the products against real-world threats
2022年1月から2月にかけて、18のホームユーザー向けセキュリティ製品をデフォルト設定で継続的に評価しました。テストには、すべての製品で常に最新の一般公開バージョンを使用しました。いつでも自分でアップデートし、クラウドサービスに問い合わせることができるようにしました。現実的なテストシナリオに重点を置き、実世界の脅威に対して製品に挑戦しました。
Windowsに標準で組み込まれているMicrosoftのセキュリティソフト「Microsoft Defender」は、2021年10月、2021年12月の評価に続き、今回も18点満点を獲得しています。
ベストアンチウィルス2021の受賞は逃したものの、MicrosoftはDefenderの改良を継続して行っており、このような姿勢がセキュリティ評価レポートで好成績を上げ続けている理由になっていると考えられています。