AI技術を利用したMicrosoftのBingチャットボットが大きな話題を集めているなか、Microsoftのコーポレートバイスプレジデント兼コンシューマー最高マーケティング責任者であるYusuf Mehdi氏が公開したブログ記事の内容により、同社が「チャット体験に広告を配置することを模索している」事がわかりました(gHacks)。
実際に、Bingチャットの回答に、スポンサー付きの回答が表示された事があるとするユーザーが、Twitterにスクリーンショットを掲載しています。
Bing Chat now has Ads!
It's going to be fascinating to see how the unit economics of Ads in language models will unfold and affect search advertising.
1/3 pic.twitter.com/o5YjRjikOP
— Deedy (@debarghya_das) March 29, 2023
Microsoftはホバー体験の拡大や、パートナーからのリッチキャプションの配置などを検討しており、将来的により多くの広告を埋め込むことを検討している模様。今話題のBingチャットへの広告の統合は、Microsoftや広告主にとって大きなチャンスとなるものの、ユーザーの信頼を損なう可能性があるというデメリットも存在します。
Microsoftはまた、広告主からのリンクにカーソルを合わせると、その広告主からのリンクがさらに表示される拡張ホバーエクスペリエンスの検討も行っています。
AIを搭載したチャットボットは従来の検索エンジンよりも計算資産を多く使用しているため、運営に多大なコストが必要だとされています。本格的な運営のために、持続的な収益を生み出すための方法が模索されることは確実だと思われます。