4月に「Ubuntu 22.04 LTS」の公開を予定しているCanonicalが、新しいUbuntuロゴを公開しました(公式ブログ、Neowin)。2004年に導入されて以来、「Circle of Friends」のロゴが更新されるのは3回目で、機能的な問題を解決し、ロゴをより現代的にするための更新だと説明されています。
新しいロゴは、既存のUbuntuロゴを制作したMarcus Haslam氏によってデザインされ、今回の制作の背景に関し、Haslam氏は次のように説明しています。
Both thirteen years ago, as well as now, it was a long, thorough process to get to the final version. Together with our CEO Mark Shuttleworth, we had a free for all in our thinking, both times. Bringing in lateral thinking, feedback and creativity from across the business to get to the bottom of what the logo represents to see what comes out. And we did have some quite left-field ideas. But our values had not changed back then and neither have they now. So in the end, nothing made sense apart from simply updating the Circle of Friends to a more contemporary look and feel. It was important to go through this process though, as it cemented our respect for and commitment to the Circle of Friends. Going full circle and coming back to it was a powerful affirmation of our values.
13年前も今も、最終バージョンに至るまでには、長く、徹底したプロセスが必要です。CEOのマーク・シャトルワースと一緒に、2回とも自由な発想で考えました。ロゴが何を表現しているのか、その真相を探るために、ビジネス全体から水平思考、フィードバック、クリエイティビティを導入し、何が出てくるかを確認しました。その結果、かなり突飛なアイデアも生まれました。しかし、当時も今も、私たちの価値観は変わっていません。ですから、結局、「Circle of Friends」をより現代的なルック＆フィールにアップデートする以外には、何も意味がありませんでした。しかし、このプロセスを経ることは、私たちの「Circle of Friends」に対する敬意とコミットメントを確固たるものにするために重要なことでした。一周してまた戻ってくることで、私たちの価値観を力強く確認することができました。
▲The Circle of Friends from v1-v2-v3
新しいロゴは、4月21日に予定されている「Ubuntu 22.04 LTS」リリースに含まれ、今後はUbuntuのウェブサイト上のロゴ等も変更される予定です。
Ubuntu 22.04 LTSは2027年まで5年間サポートされ、4月以降、新規インストールやUbuntu 21.10からの移行が可能となります。ただし、Ubuntu 20.04 LTSを使用している場合、バグが修正されるまでの時間を考慮して、おそらく7月頃までインプレースアップグレードを待つ必要があると考えられます。
