Googleが、Chromeのバッテリー消費を改善する試験的な機能をテストしていることがわかりました(Neowin)。新機能はバックグラウンドで実行されているページのJavaScriptアクティビティを制限することで、バッテリー持続時間の改善を狙うものとなっています。
Chrome Dev/Canary(version 105以降)では、以下の手順で新機能を有効にすることができます。
- 「chrome://flags」を開く。
- 「Quick intensive throttling after loading」を「Enabled」に変更する。
- ブラウザを再起動する。
新機能は以下のように説明されています。
For pages that are loaded when backgrounded, activates intensive throttling after 10 seconds instead of the default 5 minutes. Intensive throttling will limit wake ups, from setTimeout and setInterval tasks with a high nesting level and delayed scheduler.postTask tasks, to 1 per minute.
バックグラウンドでロードされるページに対して、デフォルトの5分後ではなく、10秒後に集中的なスロットリングをアクティブにします。Intensive throttlingは、高いネストレベルのsetTimeoutとsetIntervalタスクと、遅延scheduler.postTaskタスクからのウェイクアップを、1分間に1回に制限します。
Chrome Platform Statusではさらに詳細な情報が確認でき、CanaryチャンネルとDevチャンネルのテストでは、レグレッションは確認されず、すべてのタブを非表示にしてサイレントにすると、CPU時間が大幅に改善されたとのこと。