先日、長い実績を持つ非営利団体Consumer Reportsが、バッテリーの持続時間を理由に、MacBook Pro 2016に推薦を与えなかったことが話題となりました。
バッテリー持続時間にばらつきがあるというのが主な理由ですが、あまりにも大きなテスト結果のばらつきを疑問視した海外テックメディアや、Appleから異論が提出され、今後の展開が注目を集めていたところ、このたびConsumer Reports側から返答があったことが明らかとなっています(9to5Mac、slashdot)。
Consumer Reportsでテストを担当したMaria Rerecich氏は、テストの再実行は正当性を保証するものではないとして、以下のような理由をあげています。
- はじめの記事で述べたように、MacBook Proで非常にバッテリー持続時間が長くなる結果がでるのは珍しいことではない
- 輝度の設定は3つの異なる計測機器で調査していて信頼性が高い
- テスト結果は厳密にモニターされていて毎分記録されている
最初に実施したテストで十分であり再評価する必要はない、すなわち推薦無しの結果は変わらないということになります。
Appleからさらに反論があるのかどうかは不明ですが、バッテリー持続時間の問題がソフトウェア的なものならば、今後の更新で改善される可能性もありそうです。