HTTP、HTPS、FTP、FTPS、Gopher、POP、IMAP、IMAPS、LDAP…など多数のプロトコルに対応したデータ転送ツール「cURL」が3月20日(現地時間)、最初のバージョンがリリースされてから17周年を迎えました(cURL Mailing List)。
Today we celebrate the fact that it is exactly 17 years since the first public release of curl.
開発者Daniel Stenberg氏のブログによると、cURLがリリースされたのは1998年の春。最初は一握りのユーザーが使用していたとても小さなツールで、名前もcURLではなくurlgetという名前だったようです。その後、FTPのアップロード機能を追加した事を契機に、より適切な名前に変更しようと思いたち、cURLという名前に変更されました(英語で「see URL」と発音できるところも良かったらしい)。
メイン開発者のDaniel Stenberg氏は、現在はMozillaで働いています。17年間も同じソフトウェアをメンテナンスし続ける情熱は尊敬に値しますね。ちなみに同種のソフトにwgetというものがありますが、Redditでは、cURLとの違いを説明するのに、「curl <=> cat」、「wget <=> cp」という比較を使っていました。Webサイトのデータを表示するのがcurlで、コピーするのがwgetというような意味だと思います。わかりやすい(かも)。