カリスマブロガーJohn Gruber氏は4月28日、「Another Periodic Suggestion to Try, Just Try, Switching to Kagi for Search」と題したブログ記事を公開し、検索エンジン「Kagi」への切替を提案しています。
同氏は長年Google検索を利用してきたものの、最近は検索結果の質が低下し、広告やAIの要約、詐欺的なサイトが目立つようになったことから「Kagi」に乗り換えたそうです。
Google検索に関しては、例えば「UKへの旅行」と検索した際、本来表示されるべき公式サイトが埋もれ、結果的に正規価格よりも70ドル高い料金を払ってしまたことがあったとのこと。また、ホテル予約の際にもGoogleの検索結果の上位に、公式サイトではなく、料金の高い仲介業者のサイトが表示されるケースがあると不満点をあげています。
一方「Kagi」は、有料ではあるものの、広告なしでより正確な検索結果を提供し、経験的にGoogleよりも求める情報に素早く到達することができ、「DuckDuckGo」よりも一貫した精度を持っていると利点をあげています。
同氏は「Kagi」を利用することで検索の質が向上し、無駄な時間や費用を避けることができたとし、Google検索から切り替えることを強く推奨しています。広告のない環境、優れた検索品質、そして検索履歴を保持しないプライバシー面のメリットもあり、「有料版の価値がある」と結論付けています。
使い慣れたGoogle検索から完全に乗り換えるのは難しいかもしれませんが、有料サービスを含めウェブ検索エンジンを考え直すきっかけとしてKagiを試してみるのは良いかもしれません。
Kagiは月額5ドルから利用でき、無料ユーザーでも100回まで検索することができます。
