Debianプロジェクトは12月5日、Debian 10の最新安定版「Debian 10.7」をリリースしました(公式ニュース、Neowin)。
Debian 10.7は、2019年7月に公開された「Debian 10 "buster"」の7番目のアップデートで、セキュリティ問題の修正や、いくつかの重大な問題に対する調整が行われています。
ポイントリリースはDebianに含まれるパッケージの一部が更新されただけで、既存の環境からそのままアップグレード可能です。また既存のインストール用のISOイメージをそのまま使用し続けることもできます。
Debian 10.7では、Linuxカーネルや、OpenJDK、Ruby、SQLite、systemd、Thunderbolt、Firefox ESR、MarinaDB、Wordpress、Transmissionなどの各種ソフトウェアが更新されています。
Debian 10は2022年まで更新が続けられて、その後は長期サポートチームにより2024年までメンテナンスが続けられます。Debian 11のリリース日はまだ決まっていませんが、2021年中に公開される予定で、デスクトップテーマとしてドイツのバウハウス運動に触発された「Homeworld」が採用されることが決まっています。