TwitterのCEOに就任したイーロン・マスク氏が、同社のエンジニアとTwitter上で言い争いとなり、従業員Eric Frohnhoefer氏が解雇された事がわかりました(The Verge)。
He’s fired
— Elon Musk (@elonmusk) November 14, 2022
このバトルは日曜日に始まったもので、マスク氏はTwitterが多くの国で遅い事を謝罪ツイートし、パフォーマンスの低さは、アプリがホームタイムラインを読み込むために1000回以上のリモートプロシジャコールを実行するからだとほのめかします。
これに対して、Android版Twitterに6年間携わってきた同社のエンジニア、Eric Frohnhoefer氏は、マスク氏の説明が間違っていると反論しています。
I have spent ~6yrs working on Twitter for Android and can say this is wrong. https://t.co/sh30ZxpD0N
— Eric Frohnhoefer @ (@EricFrohnhoefer) November 13, 2022
Frohnhoefer氏によると、Twitterアプリの起動時に行われるリモートプロシージャコールは実際はゼロで、その代わり、アプリの起動時に20程度のバックグラウンドリクエストを行うとのこと。
マスク氏とFrohnhoefer氏のやりとりは、多くのスレッドと時間にまたがって続けられ、全貌を知るのは困難ですが、マスク氏は途中で、Androidで遅いTwitterを直すために個人的に何をしたのかを尋ねるなど、本来の趣旨から外れたところまで議論が進んでしまった模様。
このやりとりは、他のTwitter社員からも反発をうけ、一部の従業員は、「マスク氏がGraphQLの仕組みを学んでおらず、Twitterのインフラがどのように機能しているか知らない」と批判しています(この写真が解雇されたかどうかは不明のようです)。
Frohnhoefer氏は、このような形でマスク氏と対立したのは「間違いなく愚かだった」とツイートしていますが、解雇のダメージはそれほどなく、すでに求人のあてはあるようです。