ChatGPTやCopilotといった生成AIの発展によりプログラミングが不要になり、ソフトウェア開発者がAIに仕事を奪われる日が近いと騒がれているなか、オライリーメディアの創設者であるティム・オライリー氏は「The End of Programming as We Know It」と題したブログ記事を公開し、これに反対する意見を示しています。
同氏は、AIによって、今行われているようなプログラミングが終わるだけで、それは新しいことではないと主張しています。
最初のプログラマーは、物理的な回路を接続して計算を行い、その後のプログラマーは機械命令をバイナリコードとして記述し、アセンブリ言語プログラミングがそれに終止符を打ちました。その後、Fortran、COBOL、C、C++、Javaといったさらに高度なコンパイル言語が開発され、やがてはデバッグが容易なインタープリタ型言語が主流となります。
WindowsやmacOSといったOSも進化し、プログラミングは当初より大幅に簡単になったものの、プログラミングは終了することなく、プログラマーはかつてないほど増ることになったのです。
インターネットやウェブの普及によりノーコードツールも登場し、各種のAPIやクラウドコンピューティングの登場により、プログラマーの役割は、単にソフトウェアを作成するだけではなく、長期的なサービスの開発や維持、他のサービスとの統合を行うように変わってきています。
同氏は、AI導入もこの流れに沿ったもので、AIが進化することでプログラマーはルーチン作業から解放され、よりクリエイティブな作業に集中することができるようになるとし、今後もプログラマーが不要になることはないと主張しています。
ただし、AIの導入により、従来のスキルセットでは対応できない新しいタスクが増えるため、新しいスキルを持つプログラマーが求められるようになるだろうと予想しています。
Redditでもこの記事に関する議論が行われています。どちらにしてもAIの進化を止めることはできず、AIに対応していくしか道はないのかもしれません。