分散型のバージョン管理システム「Git」。
今や開発者にとってなくてはならないツールですが、もともとLinuxカーネル開発のために作成された経緯をもっており、使いこなすには複雑なコマンドを覚える必要があります。
本日紹介する「Flight rules for Git」は、そのような複雑なコマンドを持つGitを利用し、さまざまな作業を行う場合にどのような操作を行えば良いか、具体的な手順をまとめたドキュメントです。
NASAの宇宙飛行士が利用する「Flight Rules」形式にのっとったドキュメントということで、Xという事象が起こったときに、どのような手順を実行すればよいかがステップバイステップ形式で解説されています。
こうしたいときはどうすれば?
Flight rules for Gitの内容は、リポジトリ、コミットの編集、ステージング、ブランチ、リベースとマージ、スタッシュ…などのカテゴリごとに「Gitを使ってこうしたいときにはどのような操作を実行すればよいか」という事がまとめられています。
例えばリポジトリに関するものでは「I want to start a local repository(ローカルリポジトリから始めたい)」というものがあり、実現する方法として以下のコマンドが掲載されています。
(my-folder) $ git init
また「I want to clone a remote repository(リモートリポジトリをcloneしたい)」に対しては、以下のコマンドが掲載されています。
$ git clone [url]
clone先のディレクトリを指定する場合は以下のコマンドです。
$ git clone [url] name-of-new-folder
その他最後のコミットを取り消したいとか、ステージしたファイルを取り消したいなど、Gitを使用していく上で避けては通れない、各種操作がまとめられています。
まとめ
Flight rules for Gitは、Gitでやりたい事を実現するための具体的手順をまとめた操作手順マニュアルです。Gitを普段から使用しているという方ならばブックマークしておいて損はない情報だと思います。