分散型のバージョン管理ツール「Git」。
多機能ですがその分複雑なコマンドを使いこなす必要があり、コマンドを入力する前に、毎回インターネットで情報を検索しているという方も多いかもしれません。
本日紹介する「Git Command Explorer」は、そのような検索作業なしにGitコマンドを使用するためのオンラインサービスです。
「commit」や「clone」といったGitの基本的なコマンドを選択すると、実行可能な処理が一覧表示され、対応するGitコマンドの具体例を確認することができます。
GitHub上でソースコードも公開されていて、JavaScriptの配列の使用法を探すことができる「JavaScript Array Explorer」にインスパイアされて作成されたサービスだと説明されています。
以下使用法を説明します。
Git Command Explorerの使用方法
Git Command Explorerを使用するには、まず画面左側のリストでGitのコマンドを選択します。
▲例えば「clone」を選ぶとその下のリストに「existing repo(既存のリポジトリ)」が表示されます。選択すると対応するgitコマンドが「git clone <repo-url>」であることが分かります。
▲他にも「commit」を選ぶと、その下のリストに「commit all local changes in tracked files(追跡対象ファイルのすべてのローカル変更をコミットする)」、「commit all stages changes(全てのステージの変更をコミットする)」という選択肢が表示されます。前者を選ぶと対応するコマンド「gitが commit -a」であることがわかります。
Gitのコマンドはクリップボードアイコンをクリックすることでコピー可能で、画面上部の「Light Mode」「Dark Mode」スイッチによって画面の色調を変更することが可能です。
まとめ
Gitを使っているとcloneやcommitといったコマンドは覚えているものの、その後のオプションがよく分からないということが度々発生すると思います。そのような場合にGit Command Explorerを使用すれば、毎回検索することなしにGitを使いこなすことができるようになるかもしれません。