世界中の開発者に大人気のリポジトリ管理サービス「GitHub」。
バージョン管理ツールGitの機能によって、ファイルが誰に変更されたかという記録は詳細に残されていますが、変更履歴の確認方法は、Gitを使い慣れないかたにとっては少し分かりづらいものかもしれません。
本日紹介する「Git History」は、この問題を解決するWebサービスです。吹き出しやアイコンを利用し、ブラウザ上で分かりやすくGitHubに保存されたファイルの変更履歴を確認可能です。
以下使用方法を説明します。
Git Historyの使用方法
Git Historyの使用方法を確認するにはオンラインデモを使用するのが簡単です。
デモはbabelプロジェクトに含まれる「browserify.js」の変更履歴を表示するもので、左右の矢印キーを利用して履歴をたどり、ファイルを変更したユーザーや、ログを確認することができます。
画像では分かりませんが、履歴を辿るタイミングで変更箇所がアニメーションで表示されるので、どこが変更されたのかも分かりやすく確認することができます。
実際にGit Historyを任意のファイルで使用する場合、GitHubのファイルのURLに含まれる「github.com」を「github.githistory.xyz 」で置き換えます。
例えば以下のようになります。
- GitHub: https://github.com/src256/imagetools/blob/master/lib/imagetools/iconcreator.rb
- Git History: https://github.githistory.xyz/src256/imagetools/blob/master/lib/imagetools/iconcreator.rb
URLの置き換えが面倒な場合ChromeやFirefoxの拡張機能をインストールすると、GitHub上のWebページに「Open in Git History」というファイルが追加されます。
▲頻繁に使用する場合、拡張機能をインストールすると便利です。
まとめ
Git Historyを利用すればGitHubに格納されたファイルの変更履歴を分かりやすく表示することができます。アルゼンチンの開発者Rodrigo Pombo氏によって作成されたWebサービスで現在スポンサーを募集中とのことです。