人気のダウンロードツール「Wget」の後継版としてスクラッチから書き直されている「GNU Wget2」の初のベータ版1.99.2(beta)が9月6日に公開されました(アナウンス、Phoronix)。
GNU Wget2はWgetと同様のダウンロード機能を提供しつつ、libwgetライブラリ含めた再設計が行われています。機能的にはマルチスレッド化や、HTTP2対応、HTTP圧縮、If-Modified-Sinceヘッダの使用によって、さまざまな面でダウンロード速度が高速化されているのが特徴です。
今回公開されたベータリリースでは、ビルドシステムのカバレッジの改善や、ドキュメントの拡充、多数の新オプションの追加、zstd解凍のサポート、TLS backendの代替としてのWolfSSLやOpenSSLの追加、libwget APIの変更など、完成に向けさまざまな変更が行われています。
変更点の詳細やダウンロードリンクはアナウンスで確認可能です。