新人のみならず、かなりのベテランでもCOBOLを利用したプログラムを作成した経験を持つ開発者は少なくなってきているかもしれませんが、GnuCOBOLはいまだに健在です。
以前OpenCOBOLと呼ばれていたGnuCOBOLの最新版2.2が公開されています(アナウンス、Phoronix)。
GnuCOBOL 2.2は2009年に公開されたOpenCOBOL 1.1以来初めてとなる安定版の公開となります(途中GnuCOBOL 1.1が公開されていますが、これはOpenCOBOL 1.1のプロジェクト名が変わっただけの模様)。
GnuCOBOLはCOBOLからCへのソースコードのトランスレーターとして動作し、GCCのようなCコンパイラを使用してコンパイルすることができます。COBOL 85、2002、2014、X/Open COBOLといった各種標準を大部分カバーするほか、IBM COBOLやMicroFocus COBOL、ACUCOBOL-GTといった多くの拡張もサポートしています。
2.2での詳細な変更点はアナウンスに添付されたNEWSファイルなどで確認可能です。