ファンレスのローエンドグラボ「GT1030-SL-2G-BRK」を購入しました。
NVIDIA GeForce GT 1030搭載を搭載しているビデオカードで、大型のヒートシンクを採用していることによりファンレス動作を実現しています。
2017年に発売された当時からローエンドとして位置づけられていたモデルらしく、最新のゲームを最高パフォーマンスで動かすほどの性能は望めませんが、MinecraftやCities: Skylinesがそこそこのレベルでプレイできることを期待して購入しました。
以下詳細です。
外観など
GT1030-SL-2G-BRKの外観から。
▲外箱です。メモリは2GB搭載。騒音はファンレスなので0dBです。
▲グラボの本体です。ヒートシンクのサイズはかなり大きく、2スロット分を占有します。
▲ヒートシンクを横からみたところ。
▲出力はHDMIとDVI-Dです。手元の環境ではこのままでは使えず、Amazonで1000円程度の変換アダプタを購入してディスプレイに接続しました(HDMI-VGA変換アダプタと、DVI-VGA変換アダプタ)。
75度でブラックアウトする?
グラボを装着していろいろなゲームを起動してテストしてみたところ、あるタイミングで突然ディスプレイ出力が切れる現象に遭遇しました。最初はデバイスドライバーの問題かと思いアンインストールとインストールを繰り返してみたのですが、解決しません。
さらにしつこく発生条件を調べていったところGPUの温度が75度近辺に到達すると出力が途切れることが判明しました。75度は結構高温のように思えますが、PC Watchのレビューを見ると80度近辺までは大丈夫なように思えます。
そこでGPU Tweakで「Gaming mode」から「Silent mode」に切り替えることで、GPU温度が抑えられてブラックアウトが発生しないこと確認しました。
付属のGPU Tweak IIの画面です。
▲デフォルトの「Gaming mode」から「Silent mode」に変更します。Silent modeは少しパフォーマンスが落ちるようですが、温度があがりにくくブラックアウトも発生しません。
▲もしくはカスタム設定で「GPU Temp Target」を70度ぐらいに設定します。この場合GPU Temp Targetが70度に近づくとクロックダウンして温度が上昇しないように制御してくれます。
まとめ
ファンレスローエンドグラボ「GT1030-SL-2G-BRK」を購入しました。Gaming modeで温度が75度程度になるとビデオ出力が切れる問題が発生したのは残念ですが、Silent modeでもゲームはそこそこ動くので、とりあえずは満足です。