Apple製品の分解で有名な修理業使用iFixitが、先日発売開始となったばかりの「第6世代iPad」の分解レポートを公開しました(MacRumors)。
レポートによると、新型iPadは多くの部分で前モデルの第5世代iPadと似ていて、防水機能や交換可能な充電用ポートは存在せず、内部で接着剤が多用されているためアップグレード可能な部分がほぼ存在しない、修理が困難な構造が維持されているようです。
ただしデジタイザパネルはディスプレイから簡単に分離可能で、修理した場合個別に交換できる可能性が指摘されています。
内部構造に関してはA10 Fusionプロセッサや、Apple PencilサポートのためのBroadcomのタッチスクリーンコントローラーチップが確認されています。10.5インチや12.9インチのiPad Proでも同様のBroadcomチップが確認されていて、これによってApple Pencilのサポートが可能になっていると推測されています。メモリ容量は2GB、バッテリー容量は32.9Wh(8827mAh)で前モデルと同じです。
修理の簡単さを示す「Repairability Score」は2(10が最も簡単)となっていて、接着剤が多用されている点が修理難易度を引き上げていると説明しています。