AppleはMacのプロセッサを、IntelからAppleシリコンに変更しました。
今のところmacOSはどちらのプロセッサにも対応していて、今年の秋にリリースされるmacOS Sequoiaでも、一部のIntel Macは引き続きサポートされることが判明していますが、それはいつまで続くのでしょうか。
Ars Technicaは過去の統計を分析し、Intel Macのサポート終了のシナリオを3つ提示しています。
この記事によると、これまでのMacがmacOSの最新版をインストールできる期間は平均で6.6年で、そこからさらに2年間のセキュリティアップデートを受けているとのこと。macOS Sequoiaでサポートが切られたMacBook Airの2018/2019モデルはこの平均を下回っていて、5.8年と5.2年アップデートが可能だったことになるそうです。
一方、最もサポート期間が長かったのは2007年モデルのMacBook Pro、2007年モデルのiMac、2020年モデルのMac Proで、OSのアップデート期間は9年間、セキュリティアップデートを加えると11年間もサポートされていた模様。
Ars Technicaはこれらの情報を元に、以下の3つのシナリオを提示しています。
- シナリオ1:macOS Sequoia(macOS 15)がIntel MacをサポートしたmacOSバージョンになる。
- シナリオ2:macOS 16で最終的なIntel Macの一部をサポートし、それ以外は全てサポートを打ち切る。
- シナリオ3:macOS 16のサポートリストをほぼそのまま維持し、macOS 17でIntelサポートを終了する。
それぞれのシナリオがなそうなるのかという理由もリストアップされていますが、最も楽観的なシナリオでもIntel MacはmacOS 16までしか対応しないと考えられています。Intel Macを使用しているユーザーは、そろそろAppleシリコン搭載Macへの移行を考えておいた方がよさそうです。