Microsoftのデフォルトブラウザ「Internet Explorer」のサポートが6月15日をもって(ほとんど)終了しました。Microsoftは今後数ヶ月かけてIEのリクエストをMicrosoft Edgeにリダイレクトし、最終的にはWindows UpdateによってInternet Explorerを永久に無効化する予定です。
これにちなみに、27年前に誕生したこのWebブラウザをしのぶ「お墓」が韓国で作られたことがわかりました(Neowin、AFPBB News)。
お墓をたてたのは、韓国のソフトウェアエンジニアJung Kiyoung氏で、兄弟が経営するカフェの屋上に設置されたとのこと。費用は43万ウォン(330ドル)で、墓石には「他のブラウザーをダウンロードするための良いツールだった」との碑文が刻まれています。
Jung氏は、ロイターの取材に対し次のようにコメントしています。
t was a pain in the ass, but I would call it a love-hate relationship because Explorer itself once dominated an era.
めんどくさいけど、エクスプローラー自体がかつて一時代を築いたものだから、愛憎入り交じった関係と言っていいでしょう。
That's another reason for me to thank the Explorer, it has now allowed me to make a world-class joke. I regret that it's gone, but won't miss it. So its retirement, to me, is a good death.
これもエクスプローラーに感謝する理由のひとつです。このおかげで、今では世界レベルのジョークを言えるようになりました。エクスプローラーがなくなってしまったことは残念ですが、寂しいとは思いません。だから、その引退は、私にとっては良い死なのです。
同氏は他のブラウザ(Chromeでしょうか)が世界市場を席巻していた頃も、顧客からInternet Explorerで見栄えを良くして欲しいと言われ続けたと説明しています。韓国はIEのシェアが高く維持されていた国の一つであるため、ソフトウェアエンジニアのIEに対する思い入れもより一層強いものがあるのかもしれません。