Samsungの新型「Galaxy S22」は、史上最速のAndroidスマートフォンの一つとされていますが、ベンチマークの結果から、AppleのiPhoneが依然として世界最速のモバイルプロセッサを搭載していることが証明されました(MacRumors)。
PCMagが実施したGeekbench 5ベンチマークテストでは、クアルコムのSnapdragon 8 Gen 1プロセッサを搭載したGalaxy S22 Ultraのマルチコアスコアが3,433だったのに対し、AppleのA15 Bionicチップ搭載のiPhone 13 Pro Maxは4,647となっています。この結果から、iPhone 13 Pro MaxはGalaxy S22 UltraよりもCPU性能が約35%高速であることがわかります。
欧州で販売されるモデルにはSamsungのExynos 2200チップが採用されているそうですが、Exynos 2200搭載モデルのGeekbench 5の結果も3,000点台半ばなので、iPhone 13の性能面でのリードはかわりません。
PCMagは機械学習性能を測定するGeekbench MLも実行し、iPhone 13 Pro Maxの948というスコアが、Galaxy S22 Ultraの448の2倍以上であることが明らかになっています。AppleのA15チップは、オンデバイスのSiri機能などに活用される機械学習タスクのために、毎秒15兆8000億回の演算が可能な新しい16コアのNeural Engineを搭載しています。
Appleは今年発売されるiPhone 14シリーズ向けに、さらに高速なA16チップを開発し、性能面のリードを広げる計画です。