iPhone 7/7 Plusでは、Appleの電子マネー決済サービス「Apple Pay」が導入され、JRに乗車するためのSuicaもiPhoneから利用できるようになりました。
iPhone版のSuicaはICカード版のSuicaの機能に加え、チャージや残高確認がiPhoneから手軽に実行できるという便利な特徴を持っています。
ところが最近iPhoneのSuicaを利用していて改札をでたあとでも「移動中」の表示が消えない現象に遭遇しました。通常この表示は改札を通過し、駅構内に入ったタイミングで表示されるもので、情報が本当ならば、駅から出たという情報が正しく処理されていないことになります。
このままにしておくと次に利用する際、情報に不整合が起きているせいで、改札を通過できないという事にもなりかねません。
今回はこの問題を解決する方法を説明します。
積極策: ヘルプモードをオンにして駅員さんに操作してもらう
Appleが公開しているサポートドキュメント「日本で iPhone や Apple Watch の Suica を使う」には以下のような情報が掲載されています。
場合により、駅員端末で Apple Pay の Suica を処理しなければならないことがあります。こうした場合は、デバイスを駅係員に手渡す前にヘルプモードにしてください。
- iPhone の場合は、Wallet を開き、Suica の情報アイコン (ⓘ のアイコン) をタップしてから、ヘルプモードをオンにします。
- Apple Watch の場合は、手首から外し、パスコードを入力してロックを解除し、サイドボタンを 2 回押します。次に Suica を選択し、画面を強めに押して「ヘルプモード」をタップします。駅係員に Apple Watch のディスプレイを下向きにして持つようにお願いします。
iPhoneの場合具体的には以下のように操作します。
▲「Wallet」アプリを起動しSuicaを選択します。「i」アイコンをクリックして「ヘルモードをオンにする」をタップし、認証するとヘルプモードが有効になります。
今回は実際には試しませんでしたが、この状態で駅員さんに操作してもらうと問題が解決できる可能性があります。ICカード版Suicaでも情報がおかしくなった場合にも、駅の専用端末で情報を操作してもらう必要がありますが、おそらくそれと同じようなイメージだと思います。
消極作: しばらく待ってみる
検索して上の方法があることは分かったものの、通知が表示されているのに気がついたのが夜中だったこともあり、駅に行くことも出来ず、しばらく待つしかありませんでした。
すると何のタイミングでかわかりませんがいつの間にか「移動中」の通知が消えていたのです。理由は不明ですが、ひょっとしたらSuicaアプリでSF利用履歴を確認したりしていたのでそのせいかもしれません。
この方法で本当に問題が解決するかどうかはともかく、どういう状況になっているのかを知るためにもSuicaアプリでSF履歴を表示してみて損はないと思います。
まとめ
iPhoneのSuicaで「移動中」表示が消えない場合、SuicaアプリでSF利用履歴を表示してみるのがおすすめです。単に表示上の問題だった場合これで解決するかもしれません。
それでもだめな場合はヘルプモードをオンにして駅で相談してみるしかないようです。