おなじみKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏が、発表が近づく「iPhone 7」シリーズに関する新しいレポートを公開しました。おおむねこれまでの噂通りのものながら、詳細なスペックが明らかとなり各メディアから注目を集めています(MacRumors、9to5Mac)。
Kuo氏によるiPhone 7シリーズの詳細なスペックは以下の通り:
- 新型A10プロセッサ: TSMC製で2.4-2.45 GHzで動作。電力消費と発熱を考慮して本来よりすこし押さえられる可能性もあるようです。
- ストレージ容量は32GB、128GB、256GB: iPhone 7/iPhone 7 Plusで共通。
- RAM容量は無印とPlusで異なる: iPhone 7はこれまで通り2GBであるのに対し、iPhone 7 Plusはデュアルレンズカメラをサポートするために3GB内蔵
- 5色カラー展開: シルバー、ゴールド、ローズゴールド、ダークブラック、ピアノブラック。ダークブラックは現行のスペースグレイの置き換え。
- 改善されたIPX7相応の耐水性能: Apple Watchと同じ。シャワーや、一時的に水深1メートルまでの水中浸されても大丈夫なくらいの性能。
- ヘッドフォンジャックなし: AppleはLightning EarPodsと、Lightning-3.5 mm変換アダプタを両方同梱。ヘッドフォンジャックの削除によりスピーカーや、Force Touch用のセンサーを改良する余地ができた
- 受話口がスピーカーになる: 筐体下部に2個目のスピーカーを追加するのではなくiPhoneの受話口をスピーカーに変更する。
- ワイドカラーディスプレイ: サイズと解像度は同じだが9.7インチ iPad Proと同じ品質のディスプレイが搭載される
- iPhone 7 Plusではデュアルレンズカメラ搭載:それぞれ12メガピクセル。一つは広角カメラで6Pレンズと光学画像補正を搭載し、もう一つは望遠レンズで5Pレンズを搭載。
- カメラフラッシュの改善: 4つのlEDと新しい外光センサー
- 近接センサーの改善も: 距離やジェスチャーの認識改善のためLEDからレーザーへの変更の可能性
- FeliCa NFCサポート: 日本販売モデル限定で、iPhone 7か2017年モデルに導入
Kuo氏はiPhone 7シリーズについて、内部的には多くの変更やパーツのアップグレードがあるとしながらも、全体のデザインはiPhone 6sと似ていて、一般ユーザーは大きな違いは感じないかもしれないとしています。
個人的には耐水性能の改善とFeliCaサポートはかなり実用性の高そうな機能として期待しています。ただしiPhone 7 Plusだけ3GB RAMというのは無印派としては残念です。
もちろん今回のレポートが全て正解である保証はありませんので、Appleのスペシャルイベントに注目です。