数日前、起動可能なWindowsのインストールメディアを作成することが出来るオープンソースツール「Ventoy」の最新版Ventoy 1.0.93がリリースされ、これと同時に「iVentoy」と呼ばれる新しいツールが公開されました。
開発者によるとiVentoyは、PXE(Preboot Execution Environment)サーバーの「強化版」とのこと。PXEサーバーはWindows PE(WinPE)ブートファイルなどをホストし、ネットワーク内のクライアントコンピューターからDHCPやTFTPプロトコルを使用してファイルをダウンロードし、インストールすることを可能とします。
iVentoyはWinPE、Windows、Linux、VMWareなどで動作し、合計で110種類以上のオペレーティングシステムをサポートします。UEFIとBIOSに関しては、x86レガシーBIOS、IA32(Intel Architecture 32-bit)、x86_64またはAMD64 UEFI、ARM64 UEFIをサポートします。
iVentoy is an enhanced version of the PXE server.
With iVentoy you can boot and install OS on multiple machines at the same time through the network.
iVentoy is extremely easy to use, without complicated configuration, just put the ISO file in the specified location and select PXE boot in the client machine.
iVentoy supports x86 Legacy BIOS, IA32 UEFI, x86_64 UEFI and ARM64 UEFI mode at the same time.
iVentoy support 110+ common types of OS (Windows/WinPE/Linux/VMware)iVentoyはPXEサーバーの拡張版です。
iVentoyを使えば、ネットワーク経由で複数のマシンに同時にOSをブート、インストールすることができます。
iVentoyの使い方は非常に簡単で、複雑な設定をすることなく、ISOファイルを指定の場所に置き、クライアントマシンでPXEブートを選択するだけです。
iVentoyはx86レガシーBIOS、IA32 UEFI、x86_64 UEFI、ARM64 UEFIモードを同時にサポートします。
iVentoyは110種類以上のOS(Windows/WinPE/Linux/VMware)をサポート。
最新バージョン1.0.03では、無料版の「アップデート最大クライアント数制限」が5から20に、プロ版では5から50に増加しています。リリースノートは以下の通りです。
Free Edition: update max client number limit from 5 to 20.
Pro Edition: update max bound machine number per license from 5 to 50.
Add a running tip label when start iVentoy.
Now can refresh image list when service is running.
Update some tip messages.
New support for some ISO files.
Bugfix, comments and suggestions are welcome.
iVentoyにはFreeエディションとProエディションが存在し、詳細はこちらで確認可能です。