KeePassにマスターパスワードが漏洩する脆弱性が存在。修正が間もなく登場

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

S 20230519 110635

パスワード管理ツール「KeePass」にマスターパスワードが漏洩する危険性がある脆弱性が存在する事がわかりました。CVE-2023-32784によると、2.54以前のKeePass 2.xでは、ワークスペースがロックされていたり、実行されていない場合でも、メモリダンプから平文のマスターパスワードを復元することが可能とのこと。

KeePassの開発者であるDominik Reichl氏は、今後2ヶ月以内にリリースが予定されているKeePass 2.54でパッチをリリースする予定です。

この脆弱性を発見したセキュリティ研究者は、GitHubに脆弱性を実証するツール「KeePass 2.X Master Password Dumper」を公開しています。ツールはメモリダンプ(pagefile.sys、hiberfil.sys、またはKeePassプロセスダンプ等)を解析し、マスターパスワードを平文で返します(正確にはマスターパスワードの最初の1文字を除いたすべての文字)。

KeePass 2.Xでは、パスワード入力用にカスタムテキストボックスを使用し、このテキストボックスがSecureTextBoxExを使用しています。これによって文字を入力する度にメモリ上に残骸が残り、残った情報からマスターパスワードが漏洩する恐れがあるとのことです。

今回の脆弱性は「KeePassXC」「Strongbox」「KeePass 1.X」などの関連ソフトウェアには影響しません。

タイトル KeePass Password Safe Professional Edition
公式サイト http://keepass.info/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/4085-keepass-password-safe-professional-edition
説明 オープンソースのパスワード管理ソフト。プロフェッショナルエディション。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次