Macを利用している方は省電力設定を有効にして、一定時間使用していない場合、自動的にスリープする設定で使用している方が多いと思います。
通常はこれで問題ありませんが、ダウンロードやビルドなど、終了まで長い時間が必要な処理を行う場合に、コンピューターがスリープしてほしくないときにスリープしてしまい、困ってしまった経験がある方は多いかもしれません。
本日紹介する「KeepingYouAwake」は、このような場合にスリープを一時的に防ぐことができるメニューバーユーティリティです。アプリを起動して機能を有効にすると、指定時間(あるいは無制限)、スリープを無効化することができます。
アプリはモダンなmacOSに付属するAppleの「caffeinate」コマンドラインユーティリティのラッパーとして作られていて、オープンソースソフトとしてMITライセンスのもとソースコードが公開されています。
KeepingYouAwakeの使用方法
GitHubのリリースページからzipファイルをダウンロードするか、Homebrew caskを使ってインストールすることができます。caskの場合ターミナルから以下を実行します。
brew cask install keepingyouawake
アプリを実行するとメニューバーにアイコンが表示されます。
▲アイコンを単にクリックするか「Activate for Duration」で時間を指定すると、スリープ防止処理が始まります。時間を指定すればその時間が経過するまで、Indefinitelyの場合は無制限に、Macのスリープを防ぐことができます。途中でやめたい場合、アイコンをクリックすると機能が無効となります。
メニューで選べる「Preferences」では各種設定を変更することができます。
▲「General」タブでは一般的な設定を行います。「Start at Login」にチェックを入れるとMac起動時にアプリが自動的に実行されます。「Activate on Launch」をチェックするとアプリ起動時に自動的に機能が有効となります。アイコンをクリックするのが面倒な場合チェックを入れておくと便利です。
▲「Advanced」タブでは詳細設定を行います。下のほうにある「Enable experimental Notification Center integration」にチェックを入れると、機能を有効にした際、あるいは無効にした際、通知メッセージが表示されるようになります。
▲チェックを入れた状態で機能を有効にすると「Preventing your Mac from going to sleep」という通知メッセージが表示されます。アイコンだけでは今有効なのかどうかわかりづらいという方はチェックを入れておくと便利です。
ちなみにアイコンによる見分け方は以下の通りです。
- スリープ防止機能が有効: コーヒーカップが黒で塗りつぶし
- スリープ防止機能が無効: コーヒーカップの塗りつぶしなし
コーヒーが入っている場合眠くならない=スリープしないと覚えておくと良いでしょう。
まとめ
KeepingYouAwakeを使用すればMacの自動スリープを防ぐことができます。ファイルのダウンロード時など一時的にスリープを無効化したい場合に便利なアプリです。
タイトル | KeepingYouAwake | |
---|---|---|
公式サイト | https://github.com/newmarcel/KeepingYouAwake | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7597-keeping-you-awake | |
説明 | Macのスリープを防ぐことができるメニューバーユーティリティ。 |