Appleは1月17日(日本時間)、M2とM2 Proチップを搭載した新型のMac miniを発表しました。
Mac miniの基本モデルにはM2が搭載され、これまで以上にパワフルかつ高性能になり、価格も84,800円からと、M1モデルよりも値下げされています。M2チップは4つの高性能コアと、4つの高効率コアで構成される8コアCPUと10コアGPUを搭載し、最大24GBのユニファイドメモリと100GB/sの帯域幅を備え、画像編集のような作業が前世代よりも最大50パーセント高速になります。
Intel Mac miniやM1 Mac miniと比較した場合の性能は以下の通りです。
Intel Core i7搭載Mac mini3と比較した場合のM2搭載Mac miniの性能:
- Pixelmator Proでの機械学習(ML)による画像アップスケーリングのパフォーマンスが最大22倍高速。
- Final Cut Proでの複雑なタイムラインレンダリングが9.8倍高速。
前世代のM1搭載Mac mini1と比較した場合のM2搭載Mac miniの性能:
- Final Cut ProでのProResトランスコードが最大2.4倍高速。
- Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
- 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大35パーセント高速。
また、M2 Pro搭載Mac miniはハイエンドのIntel Mac miniを置き換えるものとなっています。M2 Proは8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された最大12コアのCPUと、最大19コアのGPUを搭載可能で、M2の2倍の200GB/sのメモリ帯域幅を持ち、最大32GBのメモリに対応しています。最も高速なIntelベースのMac miniより最大14倍高速で、以下のような比較が行われています。
Intel Core i7とRadeon Pro 5500 XTを搭載した27インチiMac4と比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能:
- Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
- Adobe Lightroom Classicでのパノラマ合成が最大5.5倍高速。
- Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングが最大4.4倍高速。
前世代のM1搭載Mac mini1と比較した場合のM2 Pro搭載Mac miniの性能:
- Affinity Photoでのグラフィックパフォーマンスが最大2.5倍高速。
- Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速。
- 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大2.8倍高速。
M2モデルは2つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大2台のディスプレイに対応、M2 Proモデルは4つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大3台のディスプレイに対応しています。
本日より予約注文可能で、2月3日に発売されます。