Appleが先日開催した「Peek Performance」イベントでは、Mac ProとMac miniの中間に位置する新型デスクトップ「Mac Studio」は発表されましたが、発表が有力視されたハイエンド版の「Mac mini」は発表されませんでした。
しかし、AppleはMac StudioでMac miniのハイエンドモデルを置き換えたわけではないかもしれません。AppleがM2あるいはM2 Proを搭載したMac miniの新モデルを開発中だと9to5Macが伝えています。
情報筋によると、新しいMac miniのコードネームは「J473」で、AppleがMacとiPadのために開発した次世代エントリーレベルチップである「M2」チップを搭載する模様。
M2は、2020年に導入されたM1チップの最初のメジャーアップグレードで、内部的には「Staten」と呼ばれ、現行のA15チップをベースにしているそうです(M1はA14 Bionicがベース)。M1と同様、M2は8コアのCPU(4つの高性能コアと4つの高効率コア)を搭載するものの、強力な10コアのGPUを搭載し、グラフィックス処理能力の向上が期待できます。新しい高性能コアはコードネーム「Avalanche」、高効率コアは「Blizzard」と呼ばれています。
Appleは、M1 Pro/M1 Maxチップを搭載したハイエンドMac miniを投入する計画があったものの、Mac Studioのために廃止された可能性があると指摘されています。かわりとなるM2 Mac miniの開発は完了に近づいており、発売日は今年後半と予想されています。先月、Bloombergは、Appleが6月のWWDC 2022で新しいApple シリコンMacを発表する可能性があると報じており、これが新型Mac miniになる可能性も考えられます。