Appleが先月発売されたM2 iPad Airの技術仕様をひっそりと修正し、GPUのコア数を10コアから9コアに変更していたことがわかりました(9to5Mac)。
Appleは変更の理由を全く説明していませんが、アーカイブされたデータによると変更はここ10日以内に行われたものとのことです。現在は米国版の技術仕様ページが次のように変更されています。
▲米国版の技術仕様ページ。「9-core GPU」となっています。
記事執筆時、M2 iPad Airに関する情報が全て変更されているわけではなく、プレスリリースやサポート情報、日本版の技術仕様ページのように変更が行われていない部分が残っています。
▲日本版の技術仕様ページ。「10コアGPU」のままです(記事執筆時)。
Appleが9コアGPUを搭載したマシンを発売するのは初めてで、例えばM2 MacBook Airは8コアと10コアGPUのバリエーションが存在しました。これはiPad Airに搭載されているM2チップが10コアバージョンの選別品であることを示しています。
現実的には9コアGPUと10コアGPUの違いは気がつかない程度だと考えられますが、Appleに対して何が起こったのか理由の説明が求められています。