Windowsの世界では軽量でシンプルなインターフェースを持つメディアプレイヤー「Media Player Classic(MPC)」が人気を集めています。
MPCは見た目はクラシックですが古いPCでもラクラク動き、MPC-HCやMPC-BEといった後継版ではコーディックが多数内蔵されているため、さまざまな動画形式を追加ソフトなしで再生することもできます。
本日紹介する「Mac Classic Player」は、このMPCのmacOS版を目指して開発が進められているオープンソースのメディアプレイヤーです。
Mac Classic Playerは以下のような特徴を持っています。
- コンパクトなMPCスタイルのレイアウト
- キーボードファーストUX
- アルバムアートとメタデータのサポート
- ダークテーマのサポート
- 動画は.mov/.mp4/.webm、音声は.mp3/.m4a/.wavをサポート(.hevcもサポート予定)
- オープンソースで無料
SwiftではなくElectronやReactといったいわゆるWebテクノロジーを利用して構築されています。
以下使用方法を説明します。
Mac Classic Playerを使ってみた
Mac Classic Playerは今のところMac App Storeでは公開されていません。Intel Macには対応しておらずAppleシリコン搭載Macでのみ実行することができます。
GitHubからzipファイルをダウンロードし、中に含まれる.appをアプリケーションフォルダにコピーし、右クリックから開くで実行します。
ただし、macOS Sequoiaの場合そのままでは実行できません。
▲「システム設定 > プライバシーとセキュリティ」を一番下までスクロールし、「このまま開く」を押すと実行することができます。
▲動画を再生するには「ファイル > ファイルを開く」メニューを選択します(oキーを押すでも可能)。メインウィンドウへの動画ファイルのドラッグ&ドロップや、Finderで右クリックなどから再生することも可能です。
動画を開いた後はメインウィンドウの下部にあるアイコンを利用して操作します。左右矢印キーでシークしたり、上下矢印キーで音量を調整したりすることもできます。キーボードショートカットの詳細はGitHubで確認可能です。
まとめ
Mac Classic PlayerはシンプルなmacOS用のメディアプレイヤーです。MPCのように定番メディアプレイヤーに成長することができるのか今後に期待したいと思います。
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タイトル | Mac Classic Player |
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公式サイト | https://mcp.kk-web.link/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7814-mac-classic-player | |
説明 | 軽量かつキーボードフレンドリーなmacOS用メディアプレイヤー。 |