Appleは今週、3月18日(金)から「Mac Studio」の販売を開始しますが、販売開始前にこの新製品を入手できたラッキーなユーザーが実機写真をいくつか公開しています(9to5Mac)。
写真を公開したSimon氏はMac4everの読者で、購入した店が手違いにより、Mac Studioを予定より早く発送してしまったとのこと。同氏が購入したのはM1 Maxモデルだそうです。
Mac Studioの物理的なフットプリントは小型Macの「Mac mini」と同じですが、冷却システムを搭載するために背が高くなっているのが特徴です。丸みを帯びたエッジのオールアルミニウム製シャーシを採用し、上部には黒いAppleロゴが施されています。
写真でも確認できるように、背面には4つのThunderbolt 4ポート、10Gb Ethernetジャック、2つのUSB-Aポート、1つのHDMIポート、Proオーディオヘッドフォンジャックが存在します。
Mac Studioは、10コアCPU、24コアGPU、16コアNeural Engineを搭載するM1 Maxチップ、32GBのユニファイドメモリ、512GBのSSDストレージのモデルが最も安価で、上位モデルは20コアCPU、48コアGPU、32コアNeural Engine、128GBのRAM、最大8TBのSSDのM1 Ultraチップを搭載することができます。
価格は高価ですが処理能力も凄まじく、AppleはMac Studioを次のように説明しています。
- 10コアプロセッサを搭載した最速の27インチiMacと比べて最大3.8倍高速なCPUパフォーマンス。
- 16コアのXeonプロセッサを搭載したMac Proと比べて最大90パーセント高速なCPUパフォーマンス。
- 28コアのMac Proと比べて最大60パーセント速いCPUパフォーマンス。
- 27インチiMacと比べて最大4.5倍、現在市販されている最速のMacグラフィックカードと比べて最大80パーセント高速なグラフィックパフォーマンス。
- ビデオのトランスコード時には、27インチiMacと比べて最大12倍、28コアMac Proと比べて最大5.6倍高速。
コンパクトかつ高性能なデスクトップMacを求めていたユーザーにとって待望のデバイスとなりそうです。