Swiftで作られたオープンソースのテキストエディタ「Macaw」。主にサーバーアプリケーションをSwiftで記述するために作られた軽量エディタです。
シンプルなエディタですが、Swiftのシンタックスハイライトに対応していて、Xcodeのように重量級の開発環境を立ち上げることなく、コードをさっと変更したい場合に適しています。
本日はこのMacawの使用法を説明したいと思います。
目次
Macawの使用方法
記事執筆時Macawの実行ファイルは配布されていません。
自力でXcodeを使ってビルドしましょう。ターミナルを起動し以下のコマンドを実行します。
git clone https://github.com/kuyawa/CodeEditor.gi cd CodeEditor open CodeEditor.xcodeproj
ビルドに成功するとエディタのメイン画面が立ち上がります。
例えばMacaw自体のソースファイルを開くと、綺麗にシンタックスハイライトつきでソースコードが表示できることが確認できます。画面左上のアイコンをクリックするとダークモード/ライトモードを切り替えることもできます。
また以下のショートカットキーが利用可能です。
- Cmd+N: 新しいファイル
- Cmd+O: ファイルを開く
- Cmd+B: ブラウザで開く
- Cmd+S: ファイルを保存
- Cmd+F: ファイルを検索
- Cmd+D: 行を複製
- Cmd+L: 行を削除
- Cmd+Back: 行頭まで削除
- Cmd+Del: 行末まで削除
- Ctl+Up: 行を上に移動
- Ctl+Down: 行を下に移動
将来のバージョンでは、コンソールの統合や、swiftビルドコマンドの呼び出しによるビルド/実行機能、エラー行へのジャンプ機能なども実装される予定となっています。
まとめ
MacawはSwifで作られたシンプルなテキストエディタです。Swift専用エディタとして使用できるほか、Swiftを使ってテキストエディタを作成したい方の参考にもなりそうなプロジェクトです。
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