AppleはmacOS Catalina 10.15でバッテリー充電の最適化機能を導入し(Thunderbolt 3対応のMacBookで利用可能)、macOS Big Sur 11.0ではiOSやiPadと同様のバッテリーの管理機能を実装しました。
最適化されたバッテリー充電に対応したMacでは、バッテリーの劣化を防ぐため、一般に充電容量の80%程度に充電レベルが維持されますが、場合によっては80%を超えて100%まで充電されることもあるようです。
なぜバッテリー消耗の危険を冒し、100%まで充電される場合があるのかMacworldが説明しています。
同記事によると、M1 MacBook Airを入手後、バッテリーであまり使っていない状態では80%まで充電されていて、数週間後同様の使用状況にもかかわらず100%まで充電されるようになったとのこと。
充電頻度が少ないため100%まで充電しても問題がないと最適化機能が判断したのだろうと説明しています。
macOSの最適化充電機能は細かい設定が不可能で、最適化機能を有効にするか、無効にするかの以外の選択肢がありません。どのような基準によって80%、あるいは100%まで充電されるのか不明ですが、80%で充電が抑制されていたとしてもMacが故障したとあわてて判断しないほうがよさそうです。