McAfeeが7月10日に配信したMcAfee Endpoint Security (ENS)10.2以前の環境に対するアップデートで、Windowsにログインできなくなる不具合が発生していたことがわかりました(Softpedia)。
当初ランサムウェアや、タイミング的にWindows Updateによる不具合が疑われたそうですが、Windowsのバージョンに関係なくMcAfee Endpoint Securityが原因だったようです。
同社が公開したサポートドキュメントによると、この問題は、Endpoint Security 10.2またはそれ以前の環境でExploit Prevention content version 9418を適用した場合に発生する模様。すでに問題を解決したversion 9419も公開されています。
また問題が発生した環境に対する対処法も掲載されています。
目次
セーフモードでファイルを削除
今回の不具合が原因でログオンできなくなった場合以下の手順でシステムを復旧します。
- システムをセーフモードで起動
- 以下のファイルを削除する
C:\Program Files\McAfee\Endpoint Security\Threat Prevention\IPS\HipHandlers64.dat C:\Program Files (x86)\McAfee\Endpoint Security\Threat Prevention\IPS\HipHandlers.dat
- システムを通常モードで起動
- Exploit Prevention content version 9419に更新
基本的にはセーフモードで起動してファイルを削除するという方法ですが、システムドライブを暗号化していた場合追加の手順が必要となります。詳細はサポートドキュメントでご確認ください。