Microsoftは自社製品のシェアを拡大するために様々な手段をとっています。
中にはユーザーにとって好まれない方法もあり、今回、GPT-4への無料アクセスを提供するかわりに、Bingをデフォルトの検索エンジンに設定するようChromeユーザーに求める、一見マルウェアのようなポップアップバナーを表示する方法が実行されていることがわかりました(Neowin)。
Redditやその他ソーシャルメディアへの投稿によると以下のような画面が表示される模様。
このようなポップアップはマルウェアでよく見られるもので、画像を投稿したRedditのユーザーは、自分のPCがセキュリティ侵害を受けたのでは無いか不安に思っているようです。
Photo Attached. Just randomly popped up on my desktop today, I couldn't find anything unusual in the task manager and computer is running fine. Is it just an ad from Microsoft? Actual popup looked pixelated so wasn't sure. The links for the T&C link directly to Microsoft and did not have redirect links.
写真を添付します。タスクマネージャーを見ても異常は見つからないし、コンピューターも問題なく動いている。マイクロソフトの広告なのだろうか?実際のポップアップはピクセル化されているように見えたので、確信が持てませんでした。T&Cのリンクはマイクロソフトに直接リンクしており、リダイレクトリンクはありませんでした。
この問題を取り上げたThe Vergeに対し、Microsoftはへコメントを提供し、このバナーが合法的なもので、Chromeのデフォルト検索エンジンにBingを設定する選択肢を提供する、1回限りの通知であると説明しています。
Microsoftのコミュニケーション・ディレクターのケイトリン・ルルストン氏は、「顧客に選択肢を提供することに価値を置いている」とし、キャンセルボタンも準備されていると、強制ではないことを強調しています。
OpenAIに数十億ドルを投資したMicrosoftは、全社を挙げてCopilotを推進中で、Windows 11に有償のCopilot Proの広告を埋め込み、システム起動時やCopilotのアイコンにカーソルを合わせるだけでCopilotを開く機能を追加するなど、さまざざまな方法でCopilotのアピールを行おうとしています。