Microsoftは7月22日(現地時間)、 6月28日に公開されたKB5014666以降の更新プログラムを適用したWindows 10環境で、一部のUSB接続の印刷機器から印刷できない不具合が発生している事を認めました。
Windows 10の既知の不具合をまとめたページには以下のような項目が追加されています。
この情報によると、問題が発生した環境で以下のような症状が発生します。
- デバイスにインストールされているプリンターの複製が表示されることがある。一般的に似たような名前で、接尾辞が "Copy1"のようになる。
- 特定の名前でプリンターを参照するアプリケーションは印刷できない。
いずれの場合もプリンターが正常に利用できず、印刷ができない場合があるとのこと。
以下のような回避策が案内されています。
- 既存のプリンターが重複している場合、"Copy1"のような接尾辞がついたプリンターで印刷ができるかどうかを確認する。
- オリジナルのプリンタを使用する必要がある場合、重複してインストールされたプリンタを右クリックし、「プリンタのプロパティ」を選択して、「ポート」タブを選択する。使用中のポートを確認する。
- 複製元のプリンターで「プリンターのプロパティ」を開き「ポート」タブを選択し、重複プリンターが使用しているポートオプションを選択する。オリジナルプリンターが正常に動作する場合、重複したプリンターを削除する。
今回の問題が影響するプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2
- Server: Windows Server, version 20H2
Microsoftは問題を調査中で、詳細が判明次第、改めて連絡するとのことです。