Microsoftは6月24日(現地時間)、Windowsのメジャーバージョンアップ版である「Windows 11」を発表し、全てのWindows 10ユーザーが無償でWindows 11にアップグレードできることを約束しました(Windows Blog)。
現在もWindows 7/8.1からWindows 10へアップグレードが可能なことを考えると、理論的にはWindows 7/8.1ユーザーもWindows 11へ無償でアップグレード可能ということになります。ただしWindows 7/8.1からWindows 11への直接的なアップグレードパスが存在するのか、今後も無償アップグレードが可能な状態が継続するのかどうかは不明です。
Windows 11はWindows 10の機能アップデートと同じにように提供され、今年の後半にWindows Updateを通じてダウンロード可能となります。ただし全ユーザーが一斉にインストール可能な状態になるわけではなく、段階的なロールアウトが行われ、まずWindows Insiderを対象にしたテストが来週から始まります。
Windows 11にアップグレードするための要件は以下のように設定されています。
- 64bit CPU
- 4GBのRAM
- 64GBのストレージ
- Windows 10の正規ライセンス
現在のシステムがWindows 11に対応しているかどうかを確認する互換性確認ツールも公開されてます。
Microsoftは、Windows 10で採用した「Windows as a service(サービスとしてのWindows)」戦略を継続し、今後もWindows 11のシェアの拡大を目指すとみこまれます。