Microsoftは12月5日(現地時間)、Edgeブラウザの最新安定版「Microsoft Edge 108」をリリースしました。
Microsoft Edgeの最新版は自動更新機能によってインストールされますが、ブラウザのヘルプページ「edge://settings/help」を開き、手動でインストールすることもできます。
Edge 108では、クラウドサイトリスト管理のためのGraph APIが導入されています。組織のIT管理者がクラウドで IE モードのサイトリストを作成、管理、公開できるようにするAPIで、詳細はこちらで確認可能です。
また、TLS Encrypted ClientHello(ECH)を有効化し、セキュリティを強化するための、新しい暗号化ポリシー「EncryptedClientHelloEnabled」が提供されています。
ECHは、ClientHelloの機密フィールドを暗号化し、プライバシーを向上させるTLSの拡張機能です。ECHを有効にした場合でも、サーバーのサポート状況、HTTPS DNSレコードの有無、ロールアウト状況に応じて、ECHが使用されない場合があります。
新しいタブページでアプリランチャーを非表示とする「NewTabPageAppLauncherEnabled 」ポリシーも追加されています。
脆弱性の修正も行われており、Chromiumによって報告されたCVE-2022-4262のほか、以下のMicrosoft固有の脆弱性の修正が行われています。
- CVE-2022-41115
- CVE-2022-44688
- CVE-2022-44708
変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。