先日公開されたAdDuplexのレポートでは、2022年3月期にWindows 11のシェアがほとんど伸びていないことが明らかになっていたなか、Statcounterの2022年3月の調査では、Microsoft Edgeのシェアが着実に上昇していることがわかりました(Neowin)。
Statcounterによると、Microsoft Edgeは現在世界で2番目に人気のあるデスクトップブラウザとなっています。3月にAppleのSafariを抜き市場シェア9.65%で2位に躍り出ました。Safariは9.56%で3位、Chromeは67.29%の圧倒的差で1位となっています。
- Google Chrome: 67.29%
- Microsoft Edge: 9.65%
- Apple Safari: 9.56%
- Mozilla Firefox: 7.57%
- Opera: 2.81%
ただしモバイルブラウザを組み合わせた場合は状況が異なり、Google Chromeが絶対王者であることはかわらないものの、2位はSafariでMicrosoft Edgeを大きく引き離しています。
- Google Chrome: 64.53% (+1.75)
- Apple Safari: 18.84% (-0.46)
- Microsoft Edge: 4.05% (-0.01)
- Mozilla Firefox: 3.4% (-0.81)
- Samsung Internet: 2.82% (+0.05)
モバイル市場で、Edgeは比較的新しいプレイヤーであるだけでなく、Microsoftが独自のモバイルOSを提供しておらず、AndroidやiOSに比べて不利な立場にあることも影響していると考えられています。
Google ChromeとMicrosoft EdgeはどちらもオープンソースブラウザであるChromiumをベースとしているだけに、MicrosoftがEdgeにどれだけ魅力的な独自機能を追加していけるのかが勝負の鍵となりそうです。