Microsoft EdgeのCanaryビルドに、スクロールするときにだけ高いリフレッシュレートを使用する事が出来る、ダイナミックリフレッシュレート機能が導入されていることがわかりました(BetaNews)。
機能を有効にすると、高いリフレッシュレートによってスクロールがより滑らかに見えるようになるだけでなく、それ以外の場合に低いリフレッシュレートを使用することで、消費電力が削減され、ノートPCでバッテリー寿命が向上することが期待されます。
ダイナミックリフレッシュレート機能は、Windows 11ではDRR(Dynamic Refresh Rate)、Windows 10ではVRR(Variable Refresh Rate)と呼ばれ、システムが対応しているかどうかは「設定 > システム > ディスプレイ > 詳細設定」で確認可能です。「リフレッシュレート」のドロップダウンメニューで可変リフレッシュレートが設定されている場合、Edge 99の新しいオプションを利用することができます。
Edge 99で「edge://flags」を開き「Boost screen refresh rate when scrolling」を検索すると以下のような説明が見つかります。
Allows Windows to temporarily boost the refresh rate when scrolling (provided the machine has a VRR panels and a supporting driver). This provides and overall smoother scrolling experience. Windowsがスクロール時に一時的にリフレッシュレートを上げることを可能にします(マシンにVRRパネルとサポートドライバがある場合)。これにより、全体的にスムーズなスクロールが可能になります。
設定を「Enabled」に変更すると、スクロール時に高いリフレッシュレートが使用されるようになります。