Linux 5.16がリリース - Intel/AMDの最新CPUへの対応や、メモリフォリオ、Win/Protonの改良につながるFUTEX2の導入など

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Linux開発者のLinus Torvalds氏は1月9日(現地時間)、Linux mainline Kernelの最新版「Linux 5.16」をリリースしました(Phoronix)。

Linus Torvalds氏はリリースに関し以下のようにコメントしています。

Not a lot here since -rc8, which is not unexpected. We had that extra week due to the holidays, and it's not like we had lots of last-minute things that needed to be sorted out. So this mainly contains some driver fixes (mainly networking and rdma), a cgroup credential use fix, a few core networking fixes, a couple of last-minute reverts, and some other random noise.

-rc8 以降はそれほど多くありませんが、これは予想外ではありません。休暇のために一週間余分な時間があったし、土壇場で解決しなければならないことがたくさんあったというわけでもない。ドライバの修正(主にネットワークとrdma)、cgroup credential useの修正、コアネットワーキングの修正、土壇場の復帰、そしてその他のランダムなノイズが含まれています。

Linux 5.16は多数の新機能が追加された新バージョンとなっています。WineやProtonで使われ、Linux上でWindowsゲームの動作を改善するために役立つ、FUTEX2のfutex_waitvシステムコールが追加されたほか、メモリ管理の新機能であるメモリフォリオが導入されています。

最新ハードウェアの対応として、AMD Ryzen 6000モバイルシリーズのサポートの改善や、Intel Alder Lake Sグラフィックスの安定化、Sapphire RapidsのIntel AMXサポートの導入、AMD APUグラフィックスの大きな性能向上、その他多数のハードウェアの改善が行われています。

次期バージョンのLinux 5.17でも、魅力的な新機能が多数が追加される予定とのことです。

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