Microsoftは12月9日(現地時間)、Microsoft Edge Beta 88に、ブラウザのメモリやCPUの使用率を劇的に改善する「スリーピングタブ」と呼ばれる新機能を追加したことを発表しました(Windows Blog)。
Microsoft Edgeでスリーピングタブを使用すると、メモリ使用量が平均で32%削減され、スリープ状態のタブはそうでないタブに比べて、CPU使用量が平均で37%少なくなるとのことです。リソースの使用量が減ることで、バッテリー駆動時間が長くなる可能性もあると期待されています。
パフォーマンスがどれぐらい向上するかは、設定や使用状況にも依存しますが、Microsoftによせられたフィードバックデータによると、初期のテスターでは、リソースの使用量やバッテリーの消費量が大幅に低下したことが確認されている模様です。
スリーピングタブに関して最近以下のような更新が行われています。
- 5分以上操作しないとタブをスリープ状態にするオプションを追加。
- スリープタブを管理するグループポリシーの追加(IT管理者向け)。
- どのタブがスリープしているかを明確に表示するための視覚処理の改善。
スリーピングタブによって、サイトが期待通りに動作しなくなることも考えられますが、Microsoftはタブが予期せずスリープ状態になるのを防ぐためのヒューリスティックを構築し、ユーザーに対してはそのような場合にフィードバックを送信するよう要請しています。