Microsoftは5月19日(現地時間)、Windowsアプリ開発者向けにMicrosoft Storeの各種機能を拡張することを発表しました(Windows Blog)。
まず注目の変更点は、個人開発者はMicrosoft Storeに無料でアプリを公開できるようになるというものです。開発者はアプリを公開するためにクレジットカードが不要となり、世界中の多くのクリエイターが簡単にアプリを公開することができようになります。Microsoftは、一時的な手数料をなくすことで、より多くの開発者がWindows上のエコシステム上で発展することができるようになると説明しています。
また、Win32アプリのアップデートがMicrosoft Storeで直接行えるようになります。以前は、MSI/EXEアプリがインストールされると、ユーザーはMicrosoft Store経由で新しいバージョンを入手することができませんでした。今後は、新しいバージョンが利用可能になると、ユーザーはダウンロードまたは製品の詳細ページから最新バージョンに更新できるようになります。
さらに、多くのユーザーから要望があった機能として、Microsoft Storeに、アプリの最終更新日が表示されるようになります。開発者は、アプリの品質に対するコミットメントを示すことができるようになり、ユーザーの信頼を高めることが可能となります。
パートナーセンターのヘルスレポートも改良され、アプリの品質やパフォーマンスに対する可視性が向上します。クラッシュ率、ハング率、影響を受けたデバイス数などの新しい健全性メトリクスは、障害の優先順位を決定するのに役立つとのことです。
個人開発者が無料でアプリを登録・公開できるようになったことで、Microsoft Storeの利用率が一気に上がる可能性がでてきました。今後に注目したいと思います。