Microsoftが先日公開した、最新のWindows 11用のプレビューアップデートKB5015882には、Windows 11のアップグレードを容易とする新たな機能が追加されています。
この新機能は、デバイスにWindows 11をインストールする際に実行されるOOBEエクスペリエンスを改良するもので、導入しようとしているバージョンが最新のものでない場合、OSが自動的に更新をチェックし、すぐに更新をダウンロードできるようにします。
デスクトップにログインし、各種設定を行ってから、アップデートを確認する必要がなくなるため、よりわかりやすい方法でWindows 11の最新バージョンを利用できるようになります。
Microsoftは新機能を以下のように説明しています。
Provides the option for eligible devices to update to a newer Windows 11 version during the out-of-box experience (OOBE) when you first sign in. If you choose to update to a newer version, the update process will begin shortly after the update is installed on the device.
対象デバイスに、最初にサインインしたときのOOBE(Out-of-Box Experience)中に、より新しいWindows 11のバージョンにアップデートするオプションを提供します。新しいバージョンへのアップデートを選択した場合、アップデートがデバイスにインストールされた後、すぐにアップデートプロセスが開始されます。
同更新プログラムでは、新しいデバイスのセットアップと事前構成に使用されるテクノロジのコレクション「Windows Autopilot」の改善も含まれています。
Restores functionality for Windows Autopilot deployment scenarios that are affected by the security mitigation for hardware reuse. This update removes the one-time use restriction for self-deploying mode (SDM) and pre-provisioning (PP). This update also re-enables any User Principal Name (UPN) display in user-driven mode (UDM) deployments for approved manufacturers.
ハードウェアの再利用に対するセキュリティ緩和策の影響を受ける Windows Autopilot の展開シナリオの機能を復元します。この更新により、自己展開モード(SDM)および事前プロビジョニング(PP)の 1 回限りの使用制限が解除されます。また、この更新により、承認された製造業者のユーザー主導型モード(UDM)の展開における任意のUPN(User Principal Name)表示が再有効化されます。
どちらの機能もWindowsセットアップ時の機能を改良するものとなっています。