Microsoftが人気ゲーム「Minecraft」の運営のために使用しているAmazon Web Service(AWS)を自社サービスのAzureに移行する予定であることがわかりました(MSPoweruser)。
AzureはMicrosoftの中でも急成長している部門で、AmazonのAWSと激しいシェア争いを展開しています。当然Microsoftの自社サービスを提供するためにも活用されていて、「Team」を初めとした、一般・商用向けサービスのほとんどはAzureによって運営されています。
Minecraftを開発しているMojang Studioは2014年に、「Realms」とよばれるMinecraftのクラウドサービスをAWSを使用して提供することを発表し、その数ヶ月後にMicrosoftによって買収されました。
Microsoftの広報担当者は、CNBCに対しメールで「Mojang Studiosは過去にAWSを使用していましたが、ここ数年ですべてのクラウドサービスをAzureに移行しています」と伝えています。移行計画は最終段階にあり、今年中には完全にAzureへの移行が完了する模様。
なおRealmsは以下のようなAWSサービスを利用していたとのことです。
- Amazon EC2: 計算リソース
- Amazon Elastic Block Store(EBS): ファイルストレージ
- Amazon Relational Database Service (RDS): データベースストレージ
- Amazon S3: オブジェクトストレージとバックアップ
- AWS Elastic Load Balancing: リクエストの分散化
これまでよりも、より安定したサービスが提供される事を期待したいと思います。